そして、”食”の大切さ、”地域”の支え合い、に感謝をする機会をつくり、「豊かな食」をともに育む仲間とつながることを期待しています。
おいしいと感じたり、みんなで食べたりすると、食事は楽しくなりますよね。さらに、「感謝」の気持ちをもつことで、食事はより楽しく豊かな時間になるのではないでしょうか。
たとえば、誰かが育ててくれた野菜をお裾分けしてもらったときや、家族や友人が作ってくれた料理をいただくとき、なんとなくいつもより美味しく感じませんか?
食の豊かさとは、たくさんの料理を並べるだけでなく、「楽しさ」や「心のつながり」も含まれていると思います。心理学の研究でも、「感謝」することが多い人は、幸福と感じる割合も高いことが明らかにされていますが、食に関しても、きっと同じだと考えています。感謝する気持ちが多いほど、日々の食事も豊かになることでしょう。
本プロジェクトでは、この「食の豊かさ」を地域の皆さんと共有し、「感謝」の輪を広げることを目指しています。
本プロジェクトは3年間のプログラムで、「食に感謝」「人に感謝」「地元に感謝」というテーマに取り組みます。
今年度は、食卓での毎日の食事の大切さに気づく機会をつくります。次年度は、農家さんの畑で野菜を育ててみる体験を通して、食べ物を作る人へのありがたさを感じます。そして3年目には、食が自然によって成り立っていることを体感するプログラムを予定しています。
フィールドを「食卓」から「畑」、そして「自然環境」へと広げることで、食べ物への感謝の気持ちが深まり、「食」と地域がいかに密接に結びついているかを実感できるようになるでしょう。
私たちの目標は、この一連の食育プログラムを確立することです。